私たち、株式会社 愛光電気は、工場・オフィスの電気工事を中心に、日々多くの現場を支えています。
当社のような電気工事業者にとって、「老朽化インフラへの対応」は単なる技術課題ではなく、お客様の安全と企業価値を守る重要な役割でもあります。
今回は、インフラ老朽化対策の背景、点検の重要性、そして工事業者として推奨する具体的な取り組みをご紹介します。
日本の社会インフラは高度経済成長期に集中的に整備され、多くの設備が築後50年以上 を経過しています。
道路、橋梁、上下水道だけでなく、電力インフラや電気設備も同様に老朽化が進行しており、重大な事故リスクや供給停止のリスクが高まっています。
たとえば、2025年2月には老朽化したインフラが社会リスクとして報じられ、国の政策としても点検・維持管理の強化が急務であるとの声が高まっています。毎日新聞の記事
また、電気設備に限っても目に見えにくい内部劣化 が進んでいるケースが多く、外観だけでは把握できないトラブルが発生することがあります。
これは、設備寿命や絶縁性能低下による漏電・火災リスクの増大と直結します。
老朽化対策の核となるのが 早期点検 です。ここでの点検は単なる目視ではなく、技術者による計測・診断まで含む包括的な検査を指します。
例えば、電気設備の定期点検では次のような検査を行います:
これらの検査は、単に不具合を見つけるだけでなく、 設備の「健康状態」を数値化し、将来的な故障予測につなげるという意味でも重要です。年次点検では、通常の月次検査では把握できない設備内部のリスクも掘り起こせます。
従来、多くの企業や自治体は「故障したら対応する」という事後修理型アプローチ を取ってきました。しかしインフラ老朽化が進む今、その方法だけでは安全性・コスト・事業継続性の面で十分とは言えません。
そこで注目されているのが予防保全(プロアクティブ保全)と予知保全 です。
予防保全は、定期的な点検とメンテナンスにより故障発生前に対処する手法であり、設備寿命を延ばし、 重大事故や長期ダウンを未然に防ぐ効果があります。
これは電力インフラでも重要視されており、近年ではデジタル技術(IoTセンサー・AI解析等)を取り入れた予知保全が急速に広がっています。
電気工事業者が果たすべき老朽化対策の役割は、大きく次の3点に集約できます。
現場での点検結果や測定データを蓄積し、「いつ」「どこで」「どの設備が」問題を起こしやすいかを分析することは、単なる施工業務を超えた価値創造につながります。
多くの企業は点検結果を社内で活かしきれていないケースがあります。工事業者として、 長期保全計画の策定支援 を行うことで、将来の設備更新や予算化の道筋づくりをサポートできます。実際、長期保全計画に点検・診断結果を組み込むことで、予算確保につながりやすいという実態も報告されています。JEMA 一般社団法人 日本電機工業会
現場では、単なる人間の目だけでは把握できないリスクもあります。ドローンによる高所検査、センサーを用いたリアルタイムモニタリングなど、 最新技術の導入が点検精度と安全性を高める鍵 です。
愛光電気では、オフィス・工場における各種電気設備の点検・保全サービスを通じて、老朽化リスクを未然に抑えるご提案を行っています
具体的には:
など、 安全性の確保 はもちろん、 ランニングコスト削減にも直結するサービスを展開しています。
点検は単発では効果が出にくいので、計画的な実施が望まれます。一般的なおすすめスケジュールは次の通りです:
| 頻度 | 実施内容 |
|---|---|
| 毎月 | 目視・簡易検査(漏電・配線) |
| 四半期ごと | 測定・機器診断 |
| 年1回 | 停電を伴う精密点検(保護継電器・遮断器等) |
このように段階的に内容を変えていくことで、「見逃し」を最小化できます。
インフラ老朽化は避けて通れない社会課題であり、 電気工事業者にとって大きな事業機会であると同時に、社会的責任でもあります。予防保全と早期点検を通じて、工場・オフィス・社会全体の安全性向上に貢献していくこと──それこそが、私たち電気工事業者の使命です。